メインストリートからはずれ、仄暗い小路を抜けた先に彼女の店はひっそりと佇んでいる。
知る人ぞ知る名店「びゅん子(47)のオカマばあ」
シャッターを上げると、店内はたちまち賑やかな笑い声にあふれ
今日もまた、渦潮に逆らい泳ぐボラ達の憩いの場として、その豊かな懐を広げてくれるのであった。
この度、私は恐れ多くもびゅん子ママのご厚意により
その素敵なカウンターの一端に、少し特別な席を用意して頂ける事になった。
「びゅん子(47)のオカマばあ 新・日本の夜明け」
夜明け前の太陽の胸ぐらを掴んで引きずりだすかのような、豪快な踏み込み
そして、上った太陽も顔をしかめて沈みなおすような、濃厚な語り合い
めくるめく赤裸々の一言一言に、私は時間を忘れた。
そして、あきれたように日が昇り始め、空が白みだした頃
私は、両の手にあまるほどのとんっでもない贈り物を、賜らせていただいたのだった。
ぷりんぷりんびゅんびゅびゅーんさん!本当にありがとうございました! #きじはたこ